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先月下旬に突然いぼ痔になり、市販の薬を使用して小康を得た経験から、”いぼ痔に市販の薬は効くか”について、ちょっと書いてみます。


 

私は以前から胃腸が弱く、下痢しやすいたちだったので、うすうす将来的に「痔」になるかもしれないと危惧していたのですが、3月20日の春分の日に突然、肛門がヒリヒリと痛みだし、翌日、「いぼ痔」だとわかりました。

”ひどくなれば病院の肛門科へ行かねばなるまい”と覚悟の上で、とりあえずは市販の痔の薬で様子を見ることにしました。

痔の市販薬といえば、真っ先に思い浮かぶのが『ボラギノール 』。

私もそれを買いました。
 

ボラギノールは、肛門内(直腸)に注入もできるし、軟膏として肛門に塗ることもできる両用の薬です。

いぼ痔も成り立ては、肛門全体が炎症を起こしているようで、疼くようにヒリヒリするので、まずは内側から対処しなければと、注入を試みました。

私は坐薬など一度も使ったことがないので、かなり緊張しましたが、意外にも肛門というものは柔軟で、難なく注入できました。違和感も想像したより少なく済みました。

ボラギノールの注入は初めの2日ほど(1日に2回)行いました。その後は結局、肛門に飛び出している「いぼ痔」を何とかしなければならないので、外用に切り替え、軟膏としてイボ痔自体に塗ることにしました。

それを3日ほど続けると、炎症が治まってきた感じがし、ヒリヒリ感も薄らぎ、楽になってきました。最初の苦痛を10とすると、5くらいでしょうか。

ボラギノールは、10本入りで1日に2回使用の指定なので、5日間でなくなってしまいます。
 

そこで2箱目を買わなければなりませんが、どうせなら別のを試そうと、今度は『プリザエース』を買ってみました(こちらも同じ値段)。

プリザエースも、ほぼボラギノールと同じ薬ですが、こちらはスーッとするメントールの成分(かゆみ対策)が入っています。1日に2~3回使用で、説明書も図解などあってやや丁寧な作りになっていました。どちらかというと、イボ痔よりも切れ痔を主な適応にしているようです。

効能書きも、ボラギノールではイボ痔が先頭なのに対し、プリザエースは切れ痔を最初にもってきてありますから。

私はメントールのスーッとするのは苦手なので、プリザエースは外用のみにしました。初めはスーッ感がイヤでしたが、2,3回で慣れましたね。

プリザエースでも1日に2回軟膏として使用し、徐々に量を減らして使いました。
 

どちらの薬も10日以上使用して改善しない場合は医師の診察を受けるように注意書きがあり(ステロイド成分を含んでいるので長期の連用は好ましくないのかも)、私もそれを目安にしていましたが、ほぼジャストの10日ほどでかなり楽になり、10の苦痛は2週間後には2,3位までになり、ホッとしました。

約3週間ちょっとの現在、痛みやヒリヒリ、腫れぼったい感じなどはなくなっています。
ただし、いぼ痔は治ったのではなく、炎症(痛み)がおさまっただけです。小さなブドウの房のようなピョコンと飛び出した痔核はハッキリとあり、手で押し戻してもすぐに元に戻ります。

たぶん、肛門科で治療しない限り、そこままでしょう。


さて、今回初めて「いぼ痔」を経験して、”市販の薬が効くか”ですが、”小康状態に持っていくことはできる”といえるでしょうね。

それも程度の問題で、よほど酷い場合はやはり専門医に相談せざるをえないでしょう。
ちなみに、患部が化膿している場合はこれら市販薬は禁忌なので、使えません。危険なので、速やかに肛門科へ行きましょう。

以上私の経験から、現在、いぼ痔(切れ痔でも)でお困りの方は、とりあえず「ボラギノール」か「プリザエース」なら、試してみてもいいのではないでしょうか?


PS.
上の時から半年以上経った12月現在、いぼ痔は治まったままです。
外から肛門を触れれば小さな膨らみは触れますが、何の違和感もなく、肛門を意識することもなく、普通に生活できています。

これは仕事など生活環境が若干よくなり(ストレスの軽減)、胃腸の調子を崩すことが少なくなって、下痢をすることが少なくなったのが大きな理由だと思います。

経験として、下半身の血行がよくなるのも確実に痔にはいいので、入浴の際は浴槽でよく温まるようにしましょう。

そして、日常の排便後は、できるだけ肛門を洗って清潔にしましょう(ウォッシュレットなどあるといいですね)。