<インフル患者170万人超、ワクチン過信は禁物>
読売新聞 2月4日(土)14時31分配信
インフルエンザが昨季を上回るペースで広がっている。
今季はA香港型が主流で、患者数は年少者を中心に170万人を超えた。予防への関心が高まっているが、ワクチンでは発症を完全に防げないことも理解した上で、手洗いなどの基本を守ることが必要だ。
東京都江東区の清澄白河こどもクリニックでは、1月末から発熱などを訴えて受診する患者が急増。インフルエンザと診断されるのは1日に20人前後だ。
38度を超える熱を出した長男(7)を連れてきた母親(38)は「生後7か月の妹にうつさないようにしないと……」と心配していた。
今季のインフルエンザワクチンは、A香港型とB型、3年前に発生した「インフルエンザ(H1N1)2009」の3種類が含まれる混合ワクチンで、現在の流行に対応している。
だが、ワクチンは肺や気管支の免疫力を高めることはできても、主な感染経路となる喉や鼻などの粘膜には作用しないとされる。
北里生命科学研究所の中山哲夫所長(ワクチン学)は「ワクチンは肺炎などの重症化を抑える作用はあるが、ウイルスの侵入を防ぐのは難しい。過信せず、外出後の手洗いなどの予防策を心がけてほしい」と話す。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120204-00000447-yom-sci
(ヤフーニュースより引用)
1月中旬頃から急にインフルエンザが猛威をふるい始めた。
今日の夕方のTVのニュースでは、北海道で小児がインフルエンザで死亡したと伝えていた。
インフルエンザのワクチン(予防接種)は、感染を防ぐものと思っている人が多いが、実は感染した後に重症化を防ぐためのもので、感染自体を防ぐものではないらしい。
いわば、”肺炎予防ワクチン”とでも言うべきものだろう。
この点を誤解している人が非常に多いので、もっとアナウンスして周知徹底させるべきだ。
また、インフルエンザで毎年多くの人が死亡しているという事実がある。この点もあまり告知されていない。いろいろ弊害を危惧してのことだろうが、油断すれば死に繋がる危険な感染症だということも周知させる方がいいと思う。
テレビで「R-1ヨーグルト」がインフル予防に効果があったと話題だが、あれは半年くらいは継続して食べないと予防効果は出ない。
今冬は今から食べても間に合わないので、通常の予防法をしっかり実践しよう。