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ためしてガッテン」(NHK、10月16日)は、”新タイプの心筋梗塞、「無痛性心筋梗塞」”という特集でした。

心筋梗塞といえば、心臓がギューっと絞られるような、つかまれるような激しい痛みを伴うというのが常識ですが、実際は全く痛みを伴わない「無痛性心筋梗塞」もあり、年間では1~2万人もの人がこのタイプの心筋梗塞で亡くなっているそうです。

本人に痛みがないために、突然死してしまうこともあり、見逃すと重大です。

無痛性心筋梗塞の特徴を知っていれば、迅速な対処で助かることもできます。


番組では、実際に無痛性心筋梗塞を起こした2人の男性の体験を紹介しましたが、どちらも日常生活の中で、だるさやめまい、気分が悪いといった軽い症状が発症の始まりでした。

しかし、この2人を含め、無痛性心筋梗塞には独特の共通したサイン(前兆)があり、それを見逃さないことが救命の第一歩になりそうです。

そのサインとは、「冷や汗」です。

無痛性心筋梗塞といっても、胸痛はないですが、「めまい」「だるさ」「顔面蒼白」などの不調があるようです。それに伴って特に原因なく「冷や汗」をかいている場合は、心筋梗塞を起こしている可能性があるということでした。

心筋梗塞の際に「冷や汗」をかくのは、心臓のポンプ機能が低下したため、体の末端の血管を収縮させ、脳や心臓など重要臓器に血流を確保するためですが、その時に、汗腺の奥の汗たまりも収縮して汗が出てくるからです。


無痛性の心筋梗塞は、糖尿病や加齢により痛みを感じにくくなって起こるそうですが、発症から2時間以内に治療を始めることが重要だということでした。



他に『無痛性狭心症』という心臓疾患もあり、こちらは以下の特徴(サイン)があります。

1、止まらない咳
2、急な体重増加(1ヶ月に10kgなど)

これらは、血液の循環不全で全身に水分がうっ滞し、体重が増え、肺にも水分が溜まるためです。


●まぎらわしい胸の痛み

心筋梗塞や狭心症などの重篤な疾患の胸痛と紛らわしい胸の痛みとして、最近増えているのが、『逆流性食道炎』の痛みだそうです。

この痛みも、胸をギューと掴まれるような、胸の前と後も痛むといったような激しい痛みの場合があります。胸焼けだけの単純な症状ではないようです。

これは胃液が食道に逆流すると、食道が急に強く収縮するために起こるようです。