2月3日は節分。豆まきをするご家庭なら、誰でもこの日は大豆を丸ごと食べることでしょう。
そこで、NHK「あさイチ」では、大豆の健康効果に着目し、特に丸ごとの大豆の健康パワーについて報告していました。
大豆は冬が最も美味しい季節で、納豆や豆腐などの製品よりも、丸ごと食べた方が健康効果は高いということです。
番組では、4つの項目で大豆の健康効果を説明していきました。
【1】血管若返りパワー
まず、女優のとよた真帆さんの大豆好きが紹介されました。とよた真帆さんは、日常的に大豆をよく食べているそうで、常備食として自家製「酢大豆」を欠かさないとか。
作り方は詳しくは紹介されませんでしたが、”炒った大豆を黒酢とハチミツに漬ける”ということでした。
我が家でも、かつて「酢大豆」が流行した時に作ったことがありますが、あの時も確か黒酢にただ大豆を漬けた
だけの簡単な方法だった気がしますけどね。
真帆さんは、おやつ代わりに食べる他、おかゆ、炒め物、サラダなどにも大豆をよく使っているそうです。
彼女の若々しさには、大豆が深くかかわっているようでした。
肌の調子がいいばかりでなく、内臓全般の調子もいいとのことです。
この丸ごと摂取について、米国の論文では、「丸ごと摂取すると、大豆たんぱく質だけを摂取した場合より、悪玉コレステロール値が減少した」と報告しているものがあります。
それは、丸ごと食べると、食物繊維も多いので、腸内のコレステロールをからめ取って体外に出してくれるからです。さらに、食後の血糖値も上がりにくいなど、生活習慣病の予防によい栄養素が詰っています。
【2】蒸し大豆の秘密
大豆は、水煮よりも蒸して食べる方が断然美味しいということです。
蒸し大豆にすると、栗っぽく甘くなり、粘り気も出て食感もよくなります。
それは、旨み成分のグルタミン酸が水煮に比べ3,9倍もあるからです。
水煮にすると、それが溶け出てしまいます。
さらには、蒸す方が大豆たんぱく質もイソフラボンも大幅に多く含まれることになります。
【3】お手軽!おいしい!大豆満点レシピ
番組では、美味しい蒸し大豆の作り方として、圧力鍋を使った方法を紹介していました。蒸し器の場合にくらべ1/4の時間で済みます。
尚、電子レンジは加熱ムラや硬くなるなどの理由でNGだそうです。
[美味しい蒸し大豆の作り方]
・圧力鍋に適量の水を張る
・一晩水で戻した大豆(200ccのカップ1杯くらいか)を、蒸し台を置いた圧力鍋に入れる
・火にかけ、湯気が出て5分したら火を止め、10分くらい置く(余熱で柔らかくなるのを待つ)
これで出来上がりです。
作りすぎたら、密閉袋に入れて冷凍すれば3,4ヶ月持つようです。
[簡単レシピ]
①ディップ
・蒸し大豆をフォークで粗くつぶす
・大豆の半分程度のマヨネーズであえる
・好みで、にんにくやレモン汁で味を調える
②カンジャ(ブラジルのおじや)
・にんじん、セロリなど好みの野菜を細かめに切り、鶏肉(手羽やもも)も切ったものを火の通りにくいものから炒める
・火が通ったら、トマトの水煮缶、大豆のもどし汁、ご飯を加え5分煮込む
・次に蒸し大豆を加え、塩・胡椒で味を調えて完成
これは栄養満点で、体も温まるそうです。ニンジンやトマトを使うことで、大豆に含まれていないビタミンAやCを補うことになります。
とても美味しそうでした。
【4】美味しい福豆(煎り豆)料理
豆まきに使う煎り豆を使った美味しい料理のレシピです。
[鉄火みそ]
・フライパンで煎り大豆をごま油で炒め、香ばしさを強くする。
・豆がキツネ色になったら弱火にし、味噌をたっぷり目に入れる。
・次に、みりん、酒、砂糖、練りゴマ、煎りゴマ適量を混ぜ合わせる。
これで出来上がり。全部で15分ほどでできます。
これはご飯に合いそうで、とても美味しそうでした。
[煎り大豆とジャコの炊き込みご飯]8人分
・米6合に酒大さじ6、塩子さじ1を入れる
・ちりめんジャコ40gを加える
・煎り大豆2カップを入れて炊く
これも美味しそうでしたね。
以上、どうぞお試しください。