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NHK「ためしてガッテン」(2月6日)は、”長引く肩の痛みに喝!五十肩&コリ一挙撃退”という特集でした。

五十肩は昔からあるありふれた疾患ですが、今回取り上げた意味は、五十肩の中にも「自然と治る」タイプのものと、「どんどん悪化する」タイプがあることが明らかになったという点でしょう。


五十肩はこれまで、経過は長いですが半年から1,2年の間、痛みと肩に動きの悪さを我慢すれば、病院にかからなくとも自然に治っていくというのが常識でした。

しかし、実際には五十肩で病院を受診する患者の3人に1人は悪化していくタイプなんだそうです。このタイプは放置していて治ることはなく、治療が必要で、最悪は手術が必要となります。

その悪化している五十肩を、番組では『終身型』と呼んでいました。


●普通型と終身型の五十肩の違いは?

この終身型の五十肩とは、実は「腱板断裂(けんばんだんれつ)」という状態を起こしている病態でした。

腱板とは、肩甲骨の後部(表側)や肩上部の筋肉がまとまって肩の先の方で骨の下にもぐり、上腕骨(二の腕の骨)の頭に付着している部分の腱の束のことです。

この腱板の働きで、バンザイの動作ができるのです。

『終身型』五十肩は、この腱板が切れてしまっているので、放置していては元に戻らず悪化してしまうことになります。

五十肩全般の症状として、
①突然発症する
②痛みで腕を上げられない
③夜痛みで眠れないことが多い
④どうやっても腕が上がらない

などがありますが、終身型の場合は、④は痛くない方の手で支えると腕を耳あたりまで上げることができます。

これは、主な病変が腱板の断裂でそれ以外に炎症などはないので、片方の手で腱板の機能を補ってやれば肩を動かすことができるからです。

一方普通の五十肩は、腱板は正常で、その周囲が炎症を起こしていて癒着のような状態なので、動きが悪くなっているから腕がどうやっても上に挙がらないのです。


そして、腱板断裂といっても、一気にブツッと切れるのではなく、徐々に少しずつ腱板が骨に当たって擦り切れていくので、本人も断裂に気づかないことも多いとか。


ということで、人により五十肩も危険な「終身型」になりやすい人とそうでない人がいることになります。

【終身型五十肩になりやすい危険な肩のタイプ】

それは、”肩甲骨のあたりが固くて動きが悪くなっている人”です。
断裂に至ってなくとも、部分断裂を起こしている人もいます。

そういう人の特徴は、「バンザイ」をさせると、両腕が耳のラインまで挙がらず、斜めで止まってしまっています。両腕を下に垂らしたところから、150~160度くらいでしょうか。

そういう人は、日常の動作でも腱板に負担がかかっているので要注意とのことでした。


●五十肩&コリの予防法(肩甲骨体操)

これは、肩甲骨の動きを滑らかにすることです。

2つの方法を伝授してくれました。

[猫ストレッチ]
1、床に四つんばいになり、背中を丸めて、ヘソを覗くようにする。
この時、肘は曲げないように注意。
2、次に天井を見上げるようにして背骨全体で反る。

これらを、肩甲骨の動きを意識して行います。1日に丸める、反るを5回ずつ。

すでに五十肩の人は、痛みのない範囲で行ってください。

[ペンギン体操]
1、ペンギンのポーズを取る。
2、肘を伸ばした状態で、肩甲骨を上下させる(肩を上げたり下げたりする)。
イメージとしては、手の平の下に台があり、それを押す感じ。
3、さらに手を横にあげ、肩甲骨を近づけたり遠ざけたりする。
腕を横方向に突き出すイメージ。
4、次に手を前に伸ばして背中を丸め、胸を反らすように引く。
猫ストレッチを立ってするイメージ。

これら3種の動作を1日に10回ずつ行う。


上の2つの体操は、五十肩だけでなく肩こりの予防にもなるそうです。

出演者がこの体操をスタジオでやってみると、その直後に肩甲骨の可動域が広がり、バンザイで腕が挙がらなかったのが、全員耳あたりまで挙がるようになっていました。

どうも即効性もあるようでした。