もうすぐ楽しかった夏休みが終わります。子どもたちは、また始まる学校生活を前に、現実感が意識されるようになる時期ですね。
学校生活が楽しい子どもはいいですが、いじめにあっている子どもにとっては、夏休み明けの時期は、また酷い日々が始まることに憂鬱になったり怯えたりと気持ちが不安定になり、最悪自殺に走りかねない危険な時といえます。
そんな時、”もっと強くならなければダメ”とか、”将来、集団生活を送れなくなったら大変”などの親の心配から、無理やり学校へ登校させることも多いでしょう。
しかし、子どもたちは追い詰められ、いじめによる過酷な現実から逃れるために死を選ぶことを考えているかもしれません・・・。
これは、非常に危険なことです。
このいじめと自殺について、あの教育評論家の「尾木ママ」は、ズバリ、子どもの命を守るために、不登校(学校を休む)とスマホを捨てることを勧めています。
上の記事の中で、
”ボクは声を大にして言いたい。逃げるが勝ち、学校休んでって! 一度休んだらそのまま不登校になるんじゃないかと心配して、親御さんはつい行かせたがるのよね。でも、生きてさえいてくれれば、道は切り拓くことができるんです”
いじめにあっている子供たちにもう一度言いますね。スマホなんて捨てればいい。つらかったら、迷わず学校からもラインからも逃げて!”
とおっしゃっています。
私もずっと前から、尾木ママと同じように思っていました。
何よりも大切な命を捨てるくらいなら、学校やスマホをとっとと捨てるべきだと。
残念ながら、今の学校にも教育委員会にも、いじめから児童や生徒をしっかり守る能力はないと思います。
そんな命の危険にさらされる環境からは、逃げるが勝ちです。
今は価値観が本当に多様化し、学歴などほとんど意味を持ちません。インターネットもありますから、自分が生き易い環境を独自に探すこともできます。
尾木ママが言うように、生きる道はいくらでも切り拓くことができるでしょう。
いじめに悩んでいる子どもや父兄の方は、勇気を持って学校を休み、スマホを捨てて欲しいなと思います。
PS.
8月25日付けの読売新聞の社会欄に、「夏休み明け 自殺防げ」という記事がありました。
その中で、子どもの悩み相談窓口に関する情報が載っていましたので、ここでも紹介しておきます。
・文部科学省「24時間子どもSOSダイヤル」
⇒24時間対応。保護者からの相談にも対応する。
・チャイルドライン支援センター「チャイルドライン」
⇒年間を通じて18歳以下を対象に無料の電話相談を行っている。8/29~9/6にはチャットによる窓口も
設ける予定。http://www.childline.or.jp の「ネットでつながる」まで。
・ダイヤルサービス「子ども110番」
⇒8/27~9/9まで LINE で相談員とやり取りする窓口を開設する(無料)。http://www.kodomo110.jp/ でLINE
のIDを公開する。