「みんなの家庭の医学」(テレ朝10月8日)は、”簡単若返り法公開SP”という特集でした。
年齢の割りには若々しい有名人4人から、血管、腸(便秘)、脳、胃の4つを健康に保つ秘密を学ぼうという特集でした。
ここでは、はじめの血管と腸の若々しさを保つ秘訣を紹介します。
●血管を若々しく保つ秘訣
ここで登場するのは、元プロ野球の大投手の「金田正一さん」(80歳)です。
金田さんは今でも毎日精力的に活動していますが、その血管年齢の若さに番組では着目したようです。
80歳の高齢者だと動脈硬化もあるのが普通ですが、頚動脈で計測する場合、血管壁の厚さが1,3ミリ以下なら正常(厚いと動脈硬化)ですが、金田さんは0,8ミリと薄く、柔軟性があることが判明しました。血管年齢は50歳くらいだそうです。
血管年齢の若さ=体の若さと言えますが、金田さんが若さを保てた理由は何なのでしょうか?
それは、現役時代から肘に故障を抱えていたため、”一病息災”の精神の元、健康には人一倍気を配ってきたそうです。具体的には、生活全般にルールを決め、とにかく規則正しい生活を守っていました。
一見、豪放磊落で、健康など無頓着に見えますが、実際はその真逆だったようです。
番組で金田さんの生活を密着取材すると、
・起床、食事、就寝の時間はキチッと決まっていて、必ず守っている。
・食事はほぼ外食オンリーだが、朝も夕食も行き着けの店(超一流店ばかり)があって、和洋のバランスを取り、金田さん専用の健康によいメニューにしてもらっている。
・朝食の後は排便も習慣ずけている。
・散髪も2週間に一度と決めている。髪が伸びると汗をかくので、コンディションに影響するらしい。
専門家によると、これらの規則正しい生活習慣によってリズムが生まれ、体内時計が正しく機能し、その結果自律神経が安定、血圧なども安定して高くならず、血管が若く保たれるのだそうです。
金田さんのような規則正しい生活は難しいので、番組では体内時計を利用した体内リズムの整え方を紹介してくれました。
①早起きを習慣にする(6時~8時)。
前の晩が遅くとも、翌朝はいつもどおりに早く起きるのが大事。
朝決まった時間に起きていれば、睡眠時間のリズムは整っていって、夜ふかしもしなくなるそうです。
②朝日を浴びて朝食を取る
朝日は部屋の中にいて窓越しに光を受けるだけでもOK。朝食は体内時計がリセットされる効果もあります。
●腸を若々しく保つコツ(便秘にならないコツ)
ここでは、女優の松原智恵子さん(68歳)が登場しました。松原さんは、これまで一度も便秘になったことがないそうです。ちなみに松原さんの腸年齢は47歳でした。
長くなるので、簡単に説明しますが、松原さんは食物繊維や野菜の多い食事を取りながら、副交感神経が優位になるような日常生活を送っているのが、腸の活動を活発にして便秘になりにくくしていたようです。
副交感神経を活発にするポイントとして、
①自分に合ったリラックス法
②好きな趣味を持つ
③何事にも好奇心を持つ
などが上げられますが、松原さんの場合、これらが自然に行われていたので、1日の中で、交感神経と副交感神経のバランスが良く保たれ、結果として便秘も起こらない体になっていたようでした。
これは才能ある女優さんで、ゆとりのある生活だからこそ可能だった部分もあると思いますが、とにかく便秘の原因の一つは副交感神経を優位にもっていくことなので、上のポイントは日常気をつけるようにしましょう。
また、松原さんは常に姿勢がよく、そのことも腸にはよい影響があるということでした。
よい姿勢を保つと腹筋と背筋が鍛えられ、腸の蠕動運動や血行に好影響を与えます。
番組では、便秘の予防・解消になる「カンタンひねり体操」を紹介しました。
腸を刺激するので、便秘に効果があります。
・足を肩幅にひらいて立つ
・両手を前に出す
・左手で右手首を持ち、そのまま左へ体をひねる(お腹をひねるよう意識する)
・正面に戻り、反対側も同様にする
これを左右1セットで、1日に3~5セット行うと効果があるそうです。