免疫力を高める方法の一つとして、運動がありますが、はたしてどの程度の強さ、運動量がいいのか?
これはなかなか難しいところでしょうが、先日の読売新聞の「元気なう」という小コラムに、”免疫力を高める適切な運動量”について記述がありました。
免疫力は、口の中の粘膜表面にあるタンパク質で調べることができますが、その指標を使うと、激しい運動をすると、免疫力はかえって落ちるそうです。
フルマラソン、運動部の寒稽古などでは、運動直後には免疫力は半分から1/3にまで減少してしまいます。
私もかつて専門学校の講師から、「プロ野球選手は体を酷使しているので、免疫力が落ちている場合が多い。だから風邪を引きやすかったり、いろいろな感染症にも罹りやすい」という話を聞いたことがあります。
まして一般の人の場合、頑張りすぎてキツイ運動をするのは逆効果になりかねません。
では、どのくらいの運動の量と強さが免疫力を高めるのに適しているのか、というと、
・きつくない程度の体操や筋トレを60~90分
・週に2回はする
・ウォーキングなら、6千歩~7千歩くらい
という例えが載っていました。
強さとしては、近くの人と日常会話ができる程度で、免疫力を高める効果は挙げられるそうです。
尚、運動も継続が大切ですから、無理のないペースで数年単位で続けることが必要でしょうね。
(上のコラム中のデータでも、きつくない運動を3年続けた場合のケースでしたから)
私の個人的な経験から言えば、どんな運動でも2週間くらい続けると体の変化を感じられるようになるみたいです。そうなると、続ける意欲も湧いてきますね。
運動しやすい今の季節から始めると、冬の風邪予防にも間に合うのではないでしょうか?