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最近、「新型うつ」という新しいうつ病が登場するなど、うつ病が注目されているようですが、昨日25日の読売新聞の人生相談欄に、”昨年産んだ自分の息子が憎い”という内容があり、これは虐待の衝動に駆られる母親の悩みなのか、と思ったら、 「産後うつ」の悩みだということでした。

うつ病には「産後うつ」というものもあるとは聞いたことがありますが、まさか、生まれたばかりの息子(男児)の顔形に嫌悪を覚え、いなくなって欲しいとさえ思う、激しい心理的葛藤の症状のケースがあるとは知りませんでした。

しかも、夫や夫の両親、友人などにはその気持ちを隠して、表面上は可愛がっているそぶりでいるということ。

幸い、男児への暴力などの行為までには至っていないようで、回答者の大学教授は、「産後うつ」の可能性があるから、すぐに病院を受診するように勧めていました。

これは産後のホルモンバランスの崩れと慣れない育児の疲労とで、体が悲鳴を上げている状態だということでした。

最近は若い母親が、育児の事で一人思い悩むケースが増えているといいますが、有効な対策もなく、それが高じれば「産後うつ」になってしまうこともあるのでしょう。

こうした若い母親の育児上の孤立に関して、やはり同じ新聞記事(6月22日くらし欄)に、「ドゥーラ」という赤ちゃんの世話をアドバイスする専門職のことが掲載されていました。

「ドゥーラ」は、日本ではまだその存在もあまり知られておらず、これから職業として養成していこうという段階らしいですが、こういう専門家が沢山誕生すれば、「産後うつ」などもかなり減っていくのではないでしょうか。

現在は、東京都助産師会が応援して「ドゥーラ協会」という団体が立ち上がったところらしいです。

現在介護ヘルパーが福祉関係の仕事として人気ですが、将来的に出産しやすい社会環境をつくり、人口減を食い止めるためにも、国レベルでこの「ドゥーラ」支援をしていくべきではないでしょうか?