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1月31日のテレ朝「たけしの家庭の医学」は、”肩こりの新原因!謎のクセTCH発見&解消SP”という特集でした。
監修は、東京医科歯科大学の木野孔司教授(or準教授)。
女性の体の悩みの第一位である”肩こり”。この肩こりの原因として、「TCH」という日常生活の中で無意識のうちにやってしまうクセが注目されているそうです。
この「TCH」とは、「トゥース・コンタクティング・ハビット」の略で、上下の歯が軽く接触している状態のことです。この状態が無意識のうちに起きていると、肩こりの原因となるということのようです。
「TCH」のクセのない正常な人の場合、物を噛む、会話、物を飲む、以外で上下の歯が接触することはないとか。
番組に登場した37歳、エステサロン経営の女性は、長年肩こりに悩んでいますが、1日のうち仕事でPC作業をしている間は「TCH」が続き、合計で4時間以上も歯が接触していました。
このように、何かに集中している時、ストレスを感じている時にTCHは起き易くなります。
[TCHが起きるメカニズム]
TCHにより肩こりが起こるメカニズムは、
・まず上下の歯がわずかでも接触すると、アゴを動かす筋肉の咬筋(こうきん)が緊張。
・この状態が長く続く事で、咬筋は疲労する。
・その影響がすぐ近くの首の横を縦方向に走る胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)に及ぶ。
・さらに肩の筋肉の僧帽筋(そうぼうきん)に及び、肩こりとなる。
このTCHは、肩こりに止まらず、酷くなると”顎のズレ”へと発展する可能性があります。
番組でも家の家計を助けるために、資格試験の勉強を始めた時にTCHのクセが始まり、その後介護の資格を取って仕事で頑張っていた40代の主婦が、TCHが年々悪化し、勉強開始時から7年後に「顎関節症」となった例が紹介されました。
この場合、額関節の関節円板がずれて、口が開かなくなる症状にまで発展してしまいました。
額関節がズレたサインは、口を開けると音がすることだそうです。
こうならないために重要なのは、TCHの早期発見です。
[手鏡でTCHがあるか発見する方法]
・口を大きく開けて、舌を出しアッカンベーをする
・この時、舌のふちに沿ってデコボコの歯型がついているかチェック
・歯型があればTCHの可能性が高い
番組ゲストがチェックすると、坂東英二、山田邦子、ガダルカナル・タカの3人にTCHが疑われました。
[TCHの治し方]
”張り紙を見るだけでTCHを治す方法”を木野教授が伝授しました。
まず、ポストイットのような付箋に「歯をはなして、力を抜く」と書きます。これを家の中に10箇所以上に貼るだけです。簡単に「歯をはなす!」だけでもOKです。
PC作業をする場所や、家事の場所、照明のスイッチの上など目につきやすいところに貼るようにします。
すると、付箋を見る度に歯を離すようになるので、TCHの習慣も改まっていくのです。
この方法で、長年の肩こりで肩の筋肉が骨のように硬くなっていた40代の主婦は、10日間の実践で自然と歯を離せるようになり、肩こりの自覚もなくなっていました(家の中に29枚付箋を貼った)。
特に酷かった右肩の筋肉の硬さは40→31へと激減していました(正常だと20くらい)。
このTCH、今回は肩こりの特集でしたが、私の知るところでは、場合によっては腰から膝まで影響が及んでいくハズです。
こころ当たりのある人は、簡単な方法なので実行してはどうですか?