このブログでは、アルツハイマー病についていくつか記事を書きましたが、最近の新聞に、”自宅で簡単 アルツハイマー病検査”という小記事がありました。
アルツハイマー型認知症では、脳内に「アミロイドβ」という一種のタンパク質が蓄積し、それが脳の神経細胞を死滅させることで記憶が欠落していき、認知症になることがわかっています。
その「アミロイドβ」の検出には、これまでは病院で血液検査をし、高価な医療機器で9時間以上もの解析が必要でした。
ところが、今度、たった1滴の血液でこの「アミロイドβ」を検出できる機器が開発され、2015年度末までの実用化が期待されているようです。
この新しい検査方法では、測定機器は数万円程度と安価、検査時間も10分ほど、費用は専用の半導体センサーというものがわずかに1枚100円程度で済むということです。
たぶん、自宅で採血して半導体センサーに添付などし、病院へ送って測定するという手順ではないでしょうか?
スマホアプリを利用して病院と情報をやり取りする方法も検討されているとか。
海外ではスマホに取り付るタイプの糖尿病検査キットも登場していますから、もしかしたら、そういうモデルを想定しているのかもしれませんね。
早ければ、再来年後半ごろには、アルツハイマー病の血液による精度の高いチェックが自宅でできるようになるのですから、有難いものです。
スマホも病気管理にもどんどん便利になるので、高齢者だからといって敬遠することなく、一定程度は使いこなせるようにしておく必要がありそうです。