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秋の花粉症、食物アレルギー誘発”という特集が、NHK「あさイチ」(9月5日)の放送でありました。

暑さが一服すれば涼しい秋が訪れますが、それは秋の花粉症の季節でもあります。

ヨモギやブタクサで、春だけでなく、秋も花粉症に悩まされている人も多いかと思います。
それだけでも大変なのに、さらに追い討ちをかけるように、花粉症から食物アレルギーを連鎖的に引き起こすケースがあるということでした。

その食物アレルギーとは、『口腔アレルギー』というものです。

この口腔アレルギーは、確率的には、花粉症の人の10~20人に1人の割合で起こるということです。

花粉症が重症の人ほど、口腔アレルギーが起こる可能性が高くなります。

発症のメカニズムは、花粉に含まれるアレルギーを起こすタンパク質と似たタンパク質を持つ野菜や果物を食べると、体が混同してアレルギー反応を起こすのです。

番組に登場した年配女性は40代後半になって口腔アレルギーを発症、「カモガヤ」という植物の花粉アレルギーが誘引でした。キュウリ、大根などでアレルギーが起こるそうです。

ちなみに、花粉症が多い杉やヒノキの場合は、「トマト」が口腔アレルギーになりやすいそうですが、数は多くないとのことです。


[口腔アレルギーの症状]
・唇や口の中が腫れる
・喉が腫れる
・鼻水、くしゃみ
・顔が腫れる
・じんましん
・呼吸困難(アナフィラキシー)

気持ち悪くなる人もいます。


花粉症の人で、口腔アレルギーが疑われる人は、アレルギー専門医で検査を受けることができます(プリックテスト)。

疑わしい野菜や果物を自分で持参し、1つ1つパッチテストのようにして調べます。
保険適用で、1つの検体につき100円と割安で済みます(3割負担で)。


[口腔アレルギーの対処法]
・たべない
・加熱、加工する
・抗アレルギー薬を飲む

加熱するとアレルギー症状がでない場合も多いようです。前出の女性は生のキュウリはダメですが、加熱すればポテトサラダなどに入れても大丈夫なんだそうです。


心当たりの方は、一度皮膚科やアレルギー外来で、調べてみてはどうでしょう?