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TBS「スゴ腕専門外来SP、第3弾」(12月26日)で、”腰痛のゴッドハンド”こと、酒井慎太郎氏が再び登場し、15分の奇跡の施術を披露していました。

酒井氏が経営する整骨院は予約が3年待ちと、非常に繁盛していますが、腰痛患者には女優の十朱幸代、女子プロレスの赤井沙希、プロボクシングの坂田健史、内藤大助などがいます。

著書も『酒井式、腰痛が治るROM体操』など、多数あります。

さて、酒井氏の腰痛治療(施術)といえば、「関節包内矯正」が有名ですが、今回はそれに加え、「仙腸関節の矯正」をクローズアップしていました。

仙腸関節とは、お尻の先端の尾骨の直上の逆三角形の骨(仙骨)とその両側の腸骨(骨盤)が作る縦長の溝のような関節のことです。

この関節は可動域が2,3ミリと動きの少ない関節ですが、微妙なクッションのような働きで、背骨全体にかかる圧力や衝撃を吸収するなどして、体のバランスを保っている重要な関節です。

この関節が長時間のデスクワークや尻もちなどで、固まってしまうと(ロッキング)、腰全体に負担がかかり凝り固まってしまうなどして腰痛になるわけです。

酒井氏のところへ来る腰痛の人の9割は、仙腸関節にロッキングがあるとか。


今回番組では、子供がいる33歳の腰痛の主婦が登場しました。

出産を機に腰痛となり、公園で子供を遊ばせるのにも腰痛で苦労するということです。酒井氏の見立てでは、出産後に広がった仙腸関節が元に戻る時にその噛み合せが悪くなったのが原因ということでした。

施術は、まず背骨全体の「関節包内矯正」を行って椎骨の間の圧迫を取り、次に「仙腸関節の矯正」を行いました。腸骨を左右に押し広げ、仙骨を中央に押し込む方法です。この時女性は、仙骨が骨盤内に入っていく感じを訴えていました。

15分で施術が終了すると、腰の凝り固まっていた感じが全部ほどけ、深くできなかった前屈も床に付きそうにでき、まったく痛みなく子供を抱っこできるようになって、驚いていました。


[腰痛の自宅での改善法]

腰痛の人の大多数にある、この「仙腸関節のズレ(ロッキング)」の簡易的な矯正は、自宅でもできるそうで、その方法を伝授してくれました。

腰痛の治療にも予防にもなります。

まずはテニスボールを2個用意し、テープでくっつけます。

背骨の一番下のお尻の間の尖った骨(尾骨)に、握りこぶしを当てます。そのすぐ上に2個のテニスボールを横向きに当て、そのまま床に仰向けになります。
(畳やフローリングなど堅いところで行います)

あとはそのまま寝ているだけ。

朝夕1回ずつ、30秒~1分行います。

これで仙腸関節のロッキングが徐々に緩み、中央部に収まっていくようです。