4月13日のTBSテレビ「駆け込みドクター」は、”突然死を防げSP”という特番でした。
その中で、痩せた人でも内臓脂肪が溜まり、突然死(=心筋梗塞)につながる場合があるという、ちょっと驚く内容の話がありました。
その怖い内臓脂肪とは、『異所性脂肪』というものです。番組ではこれを”エイリアン脂肪”と言ってましたね。
どういうことかというと、痩せている人の場合、元々脂肪細胞が少なく、体内の皮下など脂肪を溜められる空間は肥満の人に比べ小さいそうです。
そのため、脂肪が多くなると、本来脂肪細胞のない場所にまで脂肪が蓄積することがあるとか。
それが「異所性」ということで、最近は心臓の周りに脂肪が付くケースがあることが分かってきたということです。
心臓の周りに脂肪が付くと、「炎症性サイトカイン」という有害物質が発生し、心臓の血管を傷つけ、血管が狭くなってしまいます。その結果、心筋梗塞が起こり、突然死のリスクとなるわけです。
とくに注意すべきは、昔は痩せていたのに、急に太りだした人。脂肪の行き場がなくなり、心臓の周りに付いているかもしれませんよ。
では、どうすれば心筋梗塞から突然死になるのを防げるのか、その予防法ですが、一つ安心なのは、この内臓脂肪は、”付きやすいが取れやすい”ということ。
運動や食生活の改善で短期間に減らせてしまうそうです。
たった数日で取れてしまうこともあるとか。
対策としては、
・1日1万歩あるく
・野菜をしっかり摂る
・脂っこい食べ物を控える
などです。
少しの努力で改善できそうなので、気になる人は取り組んではどうでしょう?
ついでに、血管によい食品も紹介していたので、書いておきます。
それは、『EPA(エイコサペンタエンサン)』を多く含む食品です。青魚の油のことですね。
マグロのトロ(脂身)に一番多く、他にはサンマ、ブリ、マイワシなどにも多く含まれます。かつおでしたら、秋の「戻りかつお」に多いとか。
また、えごま油、アマニ油、オリーブ油にも同様の性質の成分が多く含まれています。サラダのドレッシングなど生で使うのがお勧めだそうです。