今回は”冬の腰痛”について、その特徴というか、ひとつのパターンをご紹介します。


私の母は現在83歳ですが、ほぼ健康体なものの、時々は腰痛=腰のあたりの重だるさを訴えることがあります。

背中も丸まってきているので、たぶん胸椎から腰椎にかけて骨もつぶれている箇所があり、周辺の筋肉に負担もかかるからでしょう。


そんな母が、昨日の夕方に、「腰が重だるくて、痛い」と言い出しました。

腰痛になるような思い当たる原因もなく、ここ数日気温の差が大きかったので、”体に負担がかかったからかな”と思い、チェックしてみました。

本人は骨盤あたりに痛み=だるさを訴えますが、フィンガーテスト(FT法)で気の変化を調べると、骨盤あたりには特に異常はありませんでした。

そこで、範囲を広げてチェックすると、胸椎の9、10番目あたりの高さの左側の背中に少し異常がありました。


本人にそこら辺の異常を尋ねると、自覚はないようでした。

これは、背中のその部分の凝りかもしれないと、ピンときたので、とりあえずホッカイロを下着の上から当ててもらいました。


そして、夜11時頃の就寝時間前に再度腰の調子を聞くと、「ホッカイロを貼ってから、痛みは軽くなったよ」と安心した様子でした。

そして、今朝は、「昨日より大分調子はよくなった」と言っていました。午後には日課の散歩もほぼいつもどおりのコースを歩けました。


以上から、冬は寒さや行動量の低下から、肩や背中に自覚しないコリがあることがあり、それが遠因となって腰周りの筋肉に負担がかかり、腰痛になる可能性もあるでしょう。


ですから、冬の腰痛の場合、対処しても痛みが変わらず、ポイントがなんとなくハッキリしない時は、肩・背中の凝りがないかをチェックしてみるのも一つの解決法かと思います。