7月14日のフジテレビ「その原因、Xにあり」で、夏の水分補給注意点についての特集がありました。

熱中症対策で水分補給は最も大切ですが、その危険な間違いについて注意喚起するコーナーでした。

その間違った水分補給とは、ズバリ、”水の飲みすぎ”です。その結果、「水中毒」という命にかかわる危険な状態に陥ってしまうことがあるということでした。

正しい水分摂取の方法も教えてくれています。


番組で取り上げたケースでは、

運送会社の中年社員で、夏の屋外での荷物運びなど汗をたくさんかく状況でした。

熱中症予防には水分補給が大事だと知っていて、それを守って仕事をしてきました。

そして、いつものように、汗をかいてはペットボトルの水を一気にがぶ飲みし、また
汗をかいては一気に飲むという風に水分補給をしていました。

すると、急に手足に力が入らなくなり、痙攣し始めました。おかしいと思いながらも
仕事を続けると、やがて痙攣は激しくなり、ついには意識を失って倒れてしまい、病院に
担ぎ込まれました。


病院で出た診断結果は、「水中毒」というものでした。


これは、手当てが遅れると、何と脳浮腫を起こし、死に至ることがある恐ろしい状態だということです。




夏に大汗をかいた時、水だけを大量に飲むと、汗と共に失われたナトリウム分が相対的にドンドン少なくなっていき、体内のナトリウム分が欠乏していまいます。

すると、筋肉の痙攣や意識障害といった危険な事態になるのです。


また、夏に大量に汗をかいたときは、スポーツドリンクを飲むとよいと言いますが、実際には、大汗をかいた場合は、スポーツドリンクに含まれるナトリウム分程度では足らないのだそうです。

だから、スポーツドリンクをガブ飲みしても、水中毒に陥る場合もあるそうです。



私も、夏場、大量の汗をかいても、スポーツドリンクを飲んでいれば大丈夫と思っていたので、とても意外でした。


では、夏に熱中症にならないための、正しい水分補給の方法とは、どんな飲み方なのでしょうか?


それは、

”1時間ごとにコップ1杯の水をこまめに飲む”

という飲み方だそうです。



また、塩あめや塩のタブレットなど、ナトリウムも適宜補給すると、ベストです。


水分を少しずつ摂っていれば、食事などで塩分も摂れますから、体内で急にナトリウムなどミネラル分が欠乏する事態とはならないのでしょう。



今年の夏は熱中症、水中毒にならないよう、正しい水分補給の方法を実行してください。