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5月30日のNHK「あさイチ」で、”美と健康の宝箱ナッツ”という特集コーナーがありました。

ナッツ類は健康によいと言われていますが、今回はナッツの驚きの健康と美容効果を紹介していました。

栄養満点、ナッツの正体
我々が食べているナッツの殆どは、梅干の種の中に入っている「仁(じん)」と同じもので、地中で発芽して葉が光合成を行えるようになるまでの栄養分を蓄えています。ですから、我々が食べる場合でも、非常に栄養素の高い優良な食材といえるわけです。

ナッツにはカリウム、タンパク質、ビタミンE、オレイン酸などの栄養分が豊富に含まれています。アーモンドの場合、半分以上は油=オレイン酸で、コレステロールを下げる働きがあります。

アーモンドで老化予防
アーモンドには、シミやしわの原因である「糖化」を防ぐ作用
があります。

「糖化」とは、タンパク質に糖が結合して劣化してしまうことをいい、AGEという物質がその原因となります。

アーモンドの老化予防効果について、実験結果が紹介されました。
35歳の女性が、毎日約25g(片手に軽く1杯=25粒)のアーモンドを5ヶ月食べたところ、AGE指標が20代後半の若さに改善されました。肌も若々しく、取材したレポーターが頬を触るとプリッとしていました。この女性は、風呂に入って、そのまま寝ても肌は何ともないと言ってましたから、自覚的にも相当調子がいいようでしたね。

他にも実験に参加した人がいますが、平均してAGEは5歳若返り、体重も2,9kg減ったということです。

実は有働アナウンサーも、アーモンドを毎日食べているそうですよ。

<AGEの詳細は下記参照>
「みんなの家庭の医学」、老化の真犯人AGE

アーモンドは、1日に約25g程度(ほぼ片手に軽く1杯。身体の大きいひとはその分多くなり、小柄な人は少なめになる)で、毎食後に分けて食べるのがよい
それ以上は食べない方がよい。

「コレステロール、中性脂肪が増えるのでは?」は心配なく、むしろ減る。

ニキビが増えるかどうか、は相関関係は不明だそう。

アーモンドを買う場合は、無塩で素焼きのものがお勧め。

アーモンドを料理に使う裏技
アーモンドを料理に使えれば、ただ食べるより、より美味しく食べられて一石二鳥です。

番組では『万能アーモンドタレ』を紹介しました。

[作り方]
アーモンド60g(無塩、素焼き)、オリーブオイル大さじ8、しょうゆ小さじ1/2、しょうが6g

・アーモンドをビニール袋に入れて、めん棒などで好みの細かさに砕く。
・オリーブオイルを加えて馴染むまで混ぜる。
・しょうゆ、しょうがを加えて出来上がり。

密閉できる容器で、冷蔵庫で2~3週間保存可能。

例として、肉じゃがは仕上げに加えたり、スパゲティのミートソースも仕上げに入れるとコクと香りが出て、食感もよく美味しくなる。

アーモンドで便秘改善効果
意外にもアーモンドには、食物繊維が豊富で、さつまいもの4倍、ゴボウの2倍の含有量があるそうです。ですから、便秘解消に効果があります。
スポーツキャスターの陣内貴美子さんは、アーモンドを食べるようになって、頑固な便秘が解消されるようになったといいます。

くるみでダイエット効果
くるみの油成分はα-リノレン酸で、悪玉コレステロールを下げ体重を増えにくくします。
心疾患の予防効果もあります。

ダイエットには、食事の前や小腹が空いた時に、くるみと温めた豆乳を飲むと、満腹感が得られてよいそうです。

番組内に登場した栄養士さんは、くるみを使って20kgのダイエットに成功したそうです。


以上ですが、さらにナッツ類摂取のポイントとして、
・粉やスライス状にすると、細胞壁が壊されて、より栄養分が吸収しやすくなる。
・ナッツ類は1日にいろいろな種類を食べる場合でも、総量で片手1杯(20g程度)にする。
・アーモンドは毎日食べる方がよい。食べ続けることで効果が出る。
・ナッツ類を食べることでアレルギーの元になるのでは、という心配はほとんどない。
・食物繊維はピーナッツにも入っている。

などです。

今回の「あさイチ」はとても参考になりました。「万能アーモンドタレ」は簡単なので、早速作ってみようかな、と思います。


◆関連サイト
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