ブログネタ
健康情報 に参加中!

6月20日のNHK「ためしてガッテン」は、”へんぺい足で骨異常、超危険なへんぺい足”という特集でした。

普段足のトラブルは結構多いと思いますが、「へんぺい足(偏平足)」については、意識していない人が多いのではないでしょうか?
しかし、今回の「ためしてガッテン」が街頭で調査したところでは、へんぺい足の人は意外に多かったようです(そう指摘された本人も意外そうだった人が多かった)。

足首から先は、26個の骨から成り靭帯で繋がっています。そして縦と横方向には緩やかなカーブを描くアーチ構造になっています。へんぺい足とは、このアーチ(主に縦方向)が小さくなり、地面にベタッと足裏をつくような形の足をいいます。

へんぺい足」の定義としては、土踏まずの割合が足裏全体の1/3以下の場合をいうようです。

へんぺい足は子供にもありますが、足の筋肉が普通に発達していれば問題はなく、危険なのは大人になってからへんぺい足になる場合です。

そして、大人のへんぺい足でも危険なものとそうでないものがあり、危険なへんぺい足のことを『成人期へんぺい足』というそうです。これには病名らしきものが付いていて、「後けい骨筋腱機能不全」といいます。

後けい骨筋腱とは、ふくらはぎあたりから内くるぶしの後ろを回り、親指の下あたりに伸びる腱のことで、これが足首を内側から安定させ、アーチの形成を助けています。

この腱が徐々にほころびて(細かな断裂)いき、アーチがなくなっていって、やがて切れてしまうと、内くるぶしの支えがなくなり、踵全体が内側へ傾いてしまいます。

こうなると、足を形作る骨と骨がぶつかったり、脱臼を起こしたりして、痛みや腫れ、歩行困難などになり、手術が必要になることもあるようです。

これが、超危険なへんぺい足の『成人期へんぺい足』です。
その原因は、体重増加、加齢、血行障害などです。

その前兆としては、内くるぶしの後ろ部分が腫れたり痛んだりする、また痛む方の足で片足立ちをすると内側に痛みを感じる、などです。

予防法としては、
・つま先立ち運動
・足の指を使って、グーパー動作をする(朝晩20回ずつ)
・医療用の靴の中敷を入れる
などが紹介されていました。

また靴を買う場合は、靴底の柔らかいもの、ハイヒールなら踵が5センチ以内で底の柔らかいものが、足指が歩行の際に上下に動いてアーチ構造によいということでした。